2024.05.01
突然ですが、国際輸送梱包に使用する木材が2種類あることはご存じでしょうか。
貨物の梱包材に病害虫などの付着で、輸入国に病害をもたらさない予防処置が求められます。
そのため国際輸送梱包で使用する木材は、植物検疫措置に関する国際基準ISPM No.15
「国際貿易における木材こん包材の規則」(「国際基準」)に即した消毒、表示等の処置を施す必要があります。
それでは当社が梱包で使用する2種類の木材を説明します。
写真左側が「熱処理木材」です。
害虫を死滅させるため定められた方法で加熱処理を施した木材です。
一般的な燻蒸材とは加工方法が異なりますがルール上は同様の木材として扱われます。
写真右側が「LVL材」です。
写真からお分かりいただけると思いますが、ベニヤを何層にも重ねて圧着して製造されている木材です。
製造過程で熱が加わり害虫が死滅していると考えられるため熱処理加工やスタンプの押印は必要ありません。
お客様の貨物に合せて木材を使い分けて梱包しています。
ご不明な点がございましたらお気軽に弊社担当者までお問い合わせください!